3点書類と7点書類の違い|ローンが残る車で手元の書類を確かめる順番
基礎知識

3点書類と7点書類の違い|ローンが残る車で手元の書類を確かめる順番

執筆: 金融車編集部 運営事務局

ローンが残っている車を手放そうとすると、業者から「3点書類」「7点書類」という言葉を聞くことがあります。どちらも取引の現場で使われている呼び方で、何を数に入れるかは業者によって少しずつ違います。自分の場合にどの書類が要るのかは、呼び方だけでは分かりません。この記事では、まず車検証の所有者欄で自分の車の名義を確かめ、そのうえで3点書類と7点書類がそれぞれ何を指すのか、委任状と譲渡証明書の印が印鑑証明書と一致しているかをどう見るのかを整理します。実印を押した書類を人に渡す前に確かめたいことも、あわせて載せています。最後に、足りない書類があったときに、ローン会社・運輸支局・県税事務所のどこへ連絡すればよいかをまとめました。

この記事で分かること:書類の呼び方と、自分に要るもの

ローンが残っている車を手放そうとすると、業者から「3点書類」「7点書類」という言葉を聞くことがあります。どちらも取引の現場で使われている呼び方で、中身は業者によって少しずつ違います。

この記事では、それぞれの書類が何のためにあるのか、自分の手元にあるかをどう確かめるかを整理します。読み終えたときに、次にどこへ連絡すればよいかが決まるようにしてあります。

まず車検証の所有者欄を見る

書類の話の前に、車検証の「所有者」の欄を見てください。ここに信販会社や販売店の名前が書かれていれば、車の名義は自分ではありません。この状態を所有権留保といいます。

所有者が自分でない車は、多くの場合、ローン会社の手続きを経ないと名義を変えられません。手元の書類をそろえても、それだけで名義が移るわけではありません。

所有者欄の読み方は車検証の所有者欄で、自分の車が「売れる車」かを判定するで説明しています。仕組みは所有権留保とは何かを見てください。

「3点書類」は何を指すのか

3点書類と呼ばれることが多いのは、次の3つです。

  • 印鑑証明書
  • 委任状
  • 譲渡証明書

3つとも、車の持ち主が変わるときの手続きで使われる書類です。委任状と譲渡証明書には印を押す欄があり、印鑑証明書はその印が本人のものかを確かめるために添えます。

ローンが残っている車では、これらの書類を出すのは車検証の所有者、つまりローン会社の側になることが多いです。自分で用意できるものと、ローン会社に頼むものが分かれます。どちらになるかは、契約しているローン会社に確かめてください。

書類ごとの役割は3点書類とは(譲渡証明書・委任状・印鑑証明書)にまとめています。

「7点書類」は3点に何を足したものか

7点書類は、3点書類に車そのものに関わる書類を足した呼び方です。よく挙げられる組み合わせと、中身を確かめる先は次のとおりです。

書類分け方中身を確かめる先
印鑑証明書3点書類書類を出す人(多くはローン会社)
委任状3点書類書類を出す人(多くはローン会社)
譲渡証明書3点書類書類を出す人(多くはローン会社)
車検証車の書類車を登録している運輸支局
自動車税の納税証明書車の書類都道府県の県税事務所
自賠責保険の証明書車の書類加入している保険会社
リサイクル券車の書類車を買った販売店

内訳は業者によって違い、使用承諾書や売買契約書を数に入れる業者もあります。「7点そろっています」と言われたら、7つが何かを一つずつ聞いてください。

軽自動車の場合、車検証は軽自動車検査協会、税金は市区町村の窓口が担当です。

表の「車の書類」の4つは、ふだん車に積んでいたり、家で保管していたりするものです。3点書類と違い、自分で探せば見つかることが多い書類です。業者に連絡する前に、手元にあるかどうかだけでも見ておくと、話が早く進みます。

印が一致しているかを確かめる

委任状と譲渡証明書で気をつけたいのは、押された印です。持ち主が変わる手続きでは、印鑑証明書に登録された実印を使うのが一般的です。

確かめる点は2つです。

  1. 委任状と譲渡証明書の印が、インク浸透印や認印になっていないか
  2. その印が、印鑑証明書の印影と同じか

印が合っていないと、書類がそろっていても手続きに使えないことがあります。どの印が必要かは、手続きをする運輸支局か、依頼する業者に確かめてください。

印鑑証明書を出すのがローン会社の場合は、印をそろえるのもローン会社の側です。自分で押す書類があるかどうかも、あわせて聞いておくと安心です。

書類を人に渡す前に確かめること

実印を押した委任状や譲渡証明書は、車の持ち主を変える手続きに使える書類です。渡す相手を間違えると、自分の知らないところで使われるおそれがあります。

  • 渡す相手が、古物商の許可を持つ業者か
  • 何の手続きに使うのかを、書面で説明してもらえるか
  • 残っている支払いをどう精算するかが、契約書に書かれているか

業者の確かめ方は買取業者の見極め方を参考にしてください。

手元の書類を順に見る

手元の書類を、次の順に見てください。

  • 車検証の所有者欄に、誰の名前が書かれているか
  • 印鑑証明書の発行日がいつか(使える期間は提出先に確かめる)
  • 委任状と譲渡証明書の印が、印鑑証明書と同じ実印か
  • 自賠責保険の証明書の期間が切れていないか
  • 自動車税の納税証明書とリサイクル券が手元にあるか

見つからない書類があっても、あわてる必要はありません。どれを再発行すればよいかは、上の表の確かめる先に聞けば分かります。

次に連絡する先

ここまでで、足りない書類と、それを出す人が分かったはずです。連絡先は次のとおりです。

  • 残っている支払いの額と、所有権を外す手続き:契約しているローン会社
  • 名義を変える手続き:車を登録している運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)
  • 自動車税のこと:都道府県の県税事務所(軽自動車は市区町村の窓口)

窓口の分かれ方は地域によって違うことがあるため、お住まいの地域の窓口で確かめてください。残っている支払いの聞き方はローン会社への残債照会のやり方にまとめています。

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