トヨタのディーラーで選べる支払い方法4つ|残クレ・残額据置き・通常分割・KINTOの違い
基礎知識

トヨタのディーラーで選べる支払い方法4つ|残クレ・残額据置き・通常分割・KINTOの違い

執筆: 金融車編集部 運営事務局

トヨタの販売店で新車を買うとき、現金一括のほかに「残価設定型クレジット」「残額据置き払い」「通常の分割払い」、そして月額で車を使う「KINTO」を案内されることがあります。名前は似ていますが、毎月いくら払うのか、契約が終わったときに何を選ぶのか、車が誰のものになるのかが、それぞれ違います。この記事では4つの方法を同じ物差しで並べ、どんな人にどれが向いているかを整理しました。回数や手数料などの細かい条件は販売店と契約の時期によって変わるため、具体的な数字は書いていません。そのかわり、契約の前に販売店で何を聞けばよいかを、方法ごとにまとめています。途中で手放す可能性がある方に知っておいてほしい、車検証の所有者欄の話も添えました。

ディーラーで支払い方法を聞かれて、迷っている方へ

トヨタの販売店で新車を買うとき、現金で一括して払う以外に、いくつかの支払い方法を案内されます。名前が似ているので、どこが違うのかがつかみにくい方法です。

この記事では、販売店で案内される4つの方法を、毎月の支払い・満了時の扱い・車が誰のものになるかの3点で比べます。読み終えたときに、販売店でどの方法を詳しく聞けばよいかが決まります。

回数や手数料などの条件は、販売店と契約の時期によって変わります。この記事では具体的な回数や金額は書かず、どこで確かめるかを示します。

4つの支払い方法を一覧で比べる

支払い方法毎月の支払い満了時・車の扱い
残価設定型クレジット残価を除いた分を分割するので、通常の分割より軽くなりやすい乗り換え・返却・買い取りから選ぶ
残額据置き払い毎月の引き落としはない据え置いた額を満了時に払う
通常の分割払い代金を回数で割るので、ほかより重くなりやすい払い終えれば支払いは終わり
KINTO保険・税金・点検の費用を含んだ定額返却が前提で、自分のものにはならない

比べるときは、月々の額だけで決めないでください。支払いの合計、満了時にまとまったお金が要るか、車を手元に残したいか、の3つを並べて見ると違いがはっきりします。

残価設定型クレジット:月々を軽くして、最後に選ぶ

車の代金の一部を「残価」として最後まで据え置き、残りを分割で払う方法です。残価とは、契約が終わるときにその車がいくらで評価されるかを、契約の時点で見込んで決めた額のことです。

残価の分を毎月払わないので、月々の支払いは通常の分割より軽くなりやすくなります。その代わり、満了時に残価をどうするかを決める必要があります。

満了時の3つの選択肢

  • 乗り換え:新しい車の契約に進み、残価はその中で精算します
  • 返却:車を返して、残価の支払いに充てます
  • 買い取り:残価を一括で払うか、あらためて分割にして、そのまま乗り続けます

返却・乗り換えで精算金が出る場合

走行距離が契約の上限を超えている、傷や事故の修理歴がある、改造している、といった場合は、別に精算金を払うことがあります。上限の距離と精算の基準は、契約書で確かめてください。

契約の途中で手放したくなったときの考え方は、残価設定ローン中の車を売るにはにまとめています。

残額据置き払い:支払いは購入時と満了時の2回

車の代金の一部を据え置き、支払いを「購入時」と「満了時」の2回にまとめる方法です。毎月の引き落としがないので、月々のやりくりに左右されにくいのが特徴です。

その代わり、購入時にある程度まとまったお金が要ります。据え置く期間と額は、車種と販売店によって決まります。分割の手数料もかかります。

向いているのは、次のような方です。

  • 毎月の引き落としを増やしたくない
  • 購入時にまとまった額は出せるが、一括で払うのは難しい
  • 手元の現金をある程度残しておきたい

通常の分割払い:毎月同じ額を払いきる

頭金と支払いの回数を決めて、残りを毎月同じ額で払っていく、いちばん基本の方法です。残価の仕組みがないので、走行距離の上限や返却の条件は、ふつうはありません。

月々の支払いは、ほかの方法より重くなりやすくなります。一方で、途中でまとめて返す「繰り上げ返済」ができる契約なら、払う手数料を減らせる場合があります。繰り上げ返済の扱いは契約ごとに違うので、契約の前に販売店で確かめてください。

KINTO:買うのではなく、定額で使う

KINTOは、トヨタが案内している、車を月額で使うサービスです。ローンではなく、車を買わずに使う契約です。販売店で、支払い方法の1つとして案内されることがあります。

任意保険・自動車税・点検の費用が月額に含まれるのが特徴です。車は最後に返すので、自分のものにはなりません。返すときの車の状態によっては、精算金がかかることがあります。

初期費用や、途中でやめるときの扱いは、プランによって違います。KINTOの公式サイトで確かめてください。

車検証の所有者欄は、どの払い方でも確かめる

残価設定型でも通常の分割でも、払い終えるまでは、車検証の所有者欄が販売会社やクレジット会社になっている場合があります。これを所有権留保といいます。代金を払い終えるまで、車の持ち主の名前を売り手側に残しておく仕組みです。

所有者欄が自分でない車を売るには、先に所有者側の手続きが要ることが多くなります。将来、途中で手放す可能性があるなら、契約の前に「所有者欄は誰になるか」を販売店に聞いておくと安心です。

仕組みは所有権留保とは何か、見方は車検証の所有者欄で、自分の車が「売れる車」かを判定するで説明しています。

迷ったときの選び方と、確かめる先

どれを選ぶかは、何を優先したいかで分かれます。

優先したいこと詳しく聞く方法販売店で確かめること
月々の支払いを軽くしたい残価設定型クレジット走行距離の上限と、返却時の精算の基準
毎月の引き落としを増やしたくない残額据置き払い購入時に払う額と、満了時に払う額
長く乗り続けたい通常の分割払い繰り上げ返済の扱いと、所有者欄が誰になるか
保険や税金もまとめて定額にしたいKINTO月額に含まれる範囲と、途中でやめるときの扱い

回数・手数料・引き落とし日などの条件は、販売店ごとに違います。見積もりを取るときに、支払いの合計額もあわせて出してもらい、方法ごとに並べて比べてください。

すでにローンが残っている車を手放してから買い替える場合は、ローンが残っている車は売れるのかも先に読んでおくと、順番を組み立てやすくなります。

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