ローンが残っている過走行車を手放す前に確かめること|査定・残債・整備記録
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ローンが残っている過走行車を手放す前に確かめること|査定・残債・整備記録

執筆: 金融車編集部 運営事務局

走行距離が多い車を手放そうとしたとき、「ローンが残っているのに売れるのか」「距離が多いと値段が付かないのでは」と不安になる人は少なくありません。けれど、取れる手を決めるのは走行距離そのものではなく、いま残っている支払いの額と、車の査定額の差です。この記事では、手放す前に確かめることを4つに絞りました。残っている支払いの額の確かめ方、走行距離が査定額にどう響くか、残債と査定額を比べたときの3つの分かれ道、そして整備記録の扱いです。金額は車や契約によって違うため、編集部が断定できないところは、確かめる先をあわせて書いています。最後に、複数の業者を比べるときに見る点もまとめます。読み終えたら、まずローン会社への問い合わせから始められるようにしてあります。

過走行車でローンが残っているとき、最初に分かれること

走行距離が多い車を手放そうとして、「ローンが残っているのに売れるのか」「査定はいくらになるのか」と迷っていませんか。この記事では、手放す前に確かめることを4つに絞ります。読み終えるころには、自分がどの分かれ道にいるかと、次にどこへ連絡すればよいかが分かります。

先に結論を書きます。過走行車かどうかよりも、残っている支払いの額と査定額の差で、取れる手が決まります。走行距離は、その査定額を動かす要素のひとつです。

「過走行車」に決まった線引きはない

「過走行車」は法律で決められた言葉ではありません。何キロから過走行とみなすかは、業者や媒体によって見方が違います。

また、同じ走行距離でも、車の状態は使い方と整備で変わります。高速道路を長く走ってきた車と、近所の短い移動をくり返してきた車では、傷み方が違うことがあります。

そのため「この距離だから売れない」と自分で決めつけないでください。距離の数字だけで判断せず、次の章からの4つを順に確かめます。

確かめること①:残っている支払いの額

まず、ローンがあといくら残っているかを確かめます。月々の返済額や残りの回数ではなく、いま全部返すといくらになるかという金額です。

この金額は、契約しているローン会社(信販会社・銀行・販売店)に問い合わせると分かります。問い合わせのやり方はローン会社への残債照会のやり方にまとめています。

あわせて、車検証の所有者欄も見ておきます。所有者がローン会社や販売店になっている場合は、売る前に所有権を外す手続きが要ることが多くなります。見分け方は車検証の所有者欄で、自分の車が「売れる車」かを判定するを参考にしてください。

確かめること②:走行距離が査定額にどう響くか

一般に、走行距離が多い車ほど査定額は下がりやすい傾向があります。ただ、下がり方は一律ではありません。車種・年式・その時期の需要・車の状態によって変わります。

査定で見られるのは距離だけではありません。外装や内装の傷み、修復歴の有無、整備の記録がそろっているかなども合わせて見られます。

査定の前に手元でそろえておくもの

  • 車検証
  • 整備記録簿(点検や部品交換の記録)
  • 取扱説明書とスペアキー
  • 最近直した箇所が分かる明細や領収書

実際の金額は、査定を受けないと分かりません。編集部から金額の目安を出すこともできません。

確かめること③:残債と査定額、どちらが多いか

①と②がそろったら、2つの金額を比べます。ここで道が3つに分かれます。

状態起きること次にすること
査定額のほうが多い売ったお金で残債を返し、差額が手元に残ることがある差額の受け取り方を業者に書面で確かめる
ほぼ同じ手元にはほとんど残らない手数料や費用を誰が持つかを確かめる
残債のほうが多い売っても支払いが残る足りない分の埋め方をローン会社と業者に相談する

残債のほうが多い状態を「オーバーローン」と呼びます。走行距離が多い車は査定額が低くなりやすいため、この3つ目に当てはまることがあります。そのときの考え方は残債が買取額を上回るときで詳しく書いています。

どの分かれ道でも、ローンが残っている車を売れる場合はあります。全体の流れはローンが残っている車は売れるのかを先に読むと整理しやすくなります。

確かめること④:整備記録と、乗り続けたときの費用

整備記録簿があると、査定のときに車の状態を説明しやすくなります。記録がない車より評価されることもあります。手元にあるか、まず探してください。

一方で、手放さずに乗り続ける道もあります。その場合は、これから交換が要りそうな部品と、その費用を見積もってから比べます。

どの部品をいつ交換するかは、車種や使い方で大きく違います。目安は、車の取扱説明書と、いつも点検を頼んでいる整備工場で確かめてください。「売る」と「乗り続ける」の費用を並べると、どちらが自分に合うか判断しやすくなります。

業者は1社で決めない

過走行車の査定額は、業者によって差が出ることがあります。業者ごとに、得意な車種や、買い取った車の売り方が違うことがあるためです。

1社だけで決めず、複数の業者に見積もりを出してもらい、金額と条件を並べて比べてください。比べるときは、金額のほかに次の点も見ます。

  • ローンの残りの精算を、自分と業者のどちらが行うか
  • 契約したあとに金額が下がる条件があるか
  • 手数料や引き取りの費用がかかるか

業者を見るときのポイントは買取業者の見極め方にまとめています。

まとめ:次にすること

  1. ローン会社に、いま全部返すといくらになるかを問い合わせる
  2. 車検証の所有者欄を確かめる
  3. 整備記録簿を探して、手元にそろえる
  4. 複数の業者に査定を頼み、残債と比べる

金額や手続きの細かな条件は、契約や車によって違います。分からない点は、契約しているローン会社と、査定を頼んだ業者に確かめてください。どの道を選ぶかを最後に決めるのは、あなた自身です。

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